ポールで歩こう!!
出張先で宿泊している佐久市はポールウォーキング(PW)発祥の地と称している。PWの専用ポールを製造しているシナノは佐久市内の企業で、佐久市ポールウォーキング協会では、市内20カ所にポールをレンタルできるポールステーションを設置している。
折角、佐久市に泊まっているので、休みを利用してポールウォーキングを体験してみることにした。佐久市ポールウォーキング協会のサイトでは、20カ所の各ポールステーションの特典などを書いてあるが、佐久平駅に併設されているプラザ佐久では「希望者にはベーシックコーチが使い方などお教えいたします」とあったので、プラザ佐久でポールを借りることにして、佐久平駅に向かった。
佐久平駅に併設されているプラザ佐久。
レンタル用のポール、1日300円。シナノのポール以外にナイト工芸のノルディックウォーキング(NW)ポールも貸し出されていた。ナイトも使ってみたかったけど、今日のテーマはPW体験だったので、シナノのレビータを借りることにした。
ポールをレンタルする手続きをしてコーチの指導をお願いしたら、対応した職員はそんなこと知らなかったらしく、慌てふためきだした。結局、コーチの指導は受けられず、PWの歩き方が載っているガイドブックを2冊くれただけだった。
以前にDVDを見て、PWの歩き方は大体は分かっていたけど、最初はきちんと指導を受けたかったというのが正直なところ。指導が受けられないなら、わざわざポールを借りずに自前のトラベラーでNWすればいいだけのこと。それともナイトを借りればよかったか? ちょっと残念なスタートでした。
借りたポール。
NW用のポールとはグリップとパッド(先端ゴム)の形状が一番違う。
グリップは手首に固定されていない。赤いストラップが右手用。写真を撮る時にはすぐに手を放せて便利だった。NWは前後の足の間に突いて、後方へ強く押し出して推進力にするように歩くが、PWは腕を前へ突き出すように振り、ポールは前足の位置につく。後ろへは大きく振りださない。などの点がNWとは大きく違う。
もらったガイドブックにはPWにおすすめのコースがいくつも載っていたので、その中から上信越道の佐久平ハイウェイオアシス平尾山公園・パラダを歩くことにした。
https://run.auone.jp/pub/detail.html?key=YgwEvHN6-ZFPRlv6ormnBbLt1pave56otm4gQYnf74Q=
最初はコース図の右下のエリアにある全長約2㎞のコースを歩いた。
ところがコースが入り組んでいて、コースの案内も不親切なため、どこを目指して歩けばいいかわからず早々にスタート地点に戻ってしまった。
なんだか消化不良かつ不完全燃焼で納得いかないので、平尾山の山頂を目指すことにした。
水辺の小径終点から、山頂へ至る忍耐の小径に入ると
いきなりこの看板でした。
柱状節理か?
PWの体験が目的だったはずなのに、いつの間にか平尾山登山という様相を呈していた。
頂上に到着すると一面のパノラマ。佐久市内や周辺の山々が見渡せる。
晴れていれば蓼科山が見えたはずだが、残念ながら山頂は雲に覆われていた。
浅間山もこの通りで山裾しか見えなかった。雲が晴れそうにないので、あきらめて下山した。
なかなか凶悪そうな熊である。もう冬眠したのだろうか?
下山して駐車場に着いてサングラスをしていないことに気が付いた。山頂に着いたときはしていたはず。写真を撮るときに外した覚えがあるが、そのあとどうしたか覚えていない。安物だけど結構気に入っていたので、ちょっとショックだった。
動揺を鎮めるために、公園に併設されている佐久平PAに徒歩で入りラーメンと野沢菜おやきを食べて帰ってきた。