本日の岩木山Special!
6月に鰺ヶ沢に滞在していた時に、ノルディックウォーキング中に撮った岩木山の写真を「今朝(本日?)の岩木山」として投稿していた。しばらく他の地域で仕事をして久しぶりに鰺ヶ沢に戻ってきて、「今朝の岩木山」も2ndシーズンがスタートしたが、遠くから眺めているだけでは飽き足らなくなり、紅葉のシーズンでもあることから、登ってみることにした。
岩木山の登山ルートは、百沢ルートと嶽温泉ルートなど弘前側に主要なルートがある。また、岩木スカイラインを通って、バスや自家用車で8合目まで行き、さらに9合目までリフトで行けるお手軽なルートもある。
今回は鰺ヶ沢に滞在し、いつも鰺ヶ沢からの岩木山の姿を眺めていることから、鰺ヶ沢側にある長平ルートを登った。帰りは9合目から8合目までリフトで下り、8合目からバスに乗った。
登山口のあるナクア白神までタクシーで行き、7時30分頃に登り始めた。
鰺ヶ沢スキー場のゴンドラの終点付近まで約1時間30分歩き、ゲレンデの端にある登山道の入口にたどり着くと看板が立っていた。
ここまで来てそれは無いだろうと困惑したが、最新の「山と高原地図」にも登山道は載っているので、行ってみてどうにもならないようなら引き返すことにして、登山道に入った。ところが5mほど進んだところの木の枝にこんなテープが。
ツンデレかよ!と突っ込みをいれながら先へ進む。実際の登山道は、多少荒れてはいたが、通れないほどひどくはなかった。この程度の登山道はよくあるんじゃないだろうか。道が狭く谷側のやぶでよく見えないところがあって、気をつけていないと踏み外しそうなところは何ヶ所かあった。道の両側が高い木立や笹藪で眺望はあまりよくない。
落ち葉の色で季節の移ろいを感じながら歩く。
高い藪でトンネルのようになっているところもある。
たまに開けたところでようやく紅葉が眺められたが、曇り気味の天気で、紅葉もどこかくすんだ感じであまり鮮やかではなかった。
十三湖方面
林の中にはこんなテープが。
がんばっちゃう!
しばらく進むとまた展望が開け、頂上も見えてきた。
いよいよ頂上も間近に迫ってきた。尖っている御倉石の右を抜けて、頂上へ向かう登山道に合流する。
登山道も終盤に差し掛かったところで、こんなテープが。
およそ4時間かけてここまで登ってきたが、途中誰ともすれ違うことはなかったが、なんだか山と話をしながら登ってきた気になった。
合流地点からの眺め
9合目のリフト乗り場と8合目の駐車場が見える。
合流地点から15分ぐらい登り、ようやく頂上についた。
山頂は360°の展望が開けていた。下界はガスが立ち込め、その上に周辺の山々が顔をのぞかせていた。
弘前市街地方面。遠くに見えるのは八甲田。
南を望む。
うっすらと見えるのは岩手山らしい。
十三湖方面。
8合目発のバスの時間に間に合うように、急いで昼食のパンを食べ下山した。岩木山神社へ下る百沢ルートとの分岐地点。赤い屋根は鳳鳴ヒュッテ。
9合目からはリフトで下る。
8合目からの眺め。
8合目から嶽温泉までシャトルバスで岩木スカイラインを下る。嶽温泉で弘前駅行きのバスに乗りかえる。嶽温泉といえば「嶽きみ」の産地で道路沿いに露店が何件も立っていた。温泉街のお土産屋でもゆできみが売っていたので、乗り継ぎのバスを待つ間に買って食べた。「嶽きみ」は村田町で売っている「味来」の改良品種である「恵味」という品種らしい。ゆでたては甘くてジューシーだった。