旧奥州街道ノルディックウォーキングと小迫祭
4月6日(日)は若柳スポーツクラブ主催の旧奥州街道をノルディックウォーキングして、その後金成地区の国指定重要無形民俗文化財「小迫(おばさま)の延年」を見るイベントに、インストラクターとして参加した。
ノルディックウォーキングのコースは以下の通り。集合地点の栗原市市役所若柳総合支所から金成支所経由で東北自動車道の上り線金成パーキングエリアまでマイクロバスで移動。そこでウォーミングアップを行ってスタートした。金成パーキングエリアをスタートして、旧奥州街道を北上し、旧有壁宿本陣まで約5.1㎞(Ambit測定)の行程だった。
旧奥州街道との合流地点で説明する旧奥州街道保存会「助郷の会」のガイドさん。写真手前が南、写真奥が北。
一里塚の看板。
穏やかでいい天気の中、NWする参加者たち。
明治天皇が東北を訪ねた時の休憩所への入口。
ゴールの旧有壁宿本陣。現在、震災被害の修復工事中だった。
旧有壁宿本陣のすぐそばにある有壁わら工品(株)を見学。金沢市の兼六園の雪つり縄にも使用されているわらを製造しているそうです。
有壁わら工品を見学した後、萩野公民館の駐車場でクールダウンして、昼食会場に移動。昼食会場の「有賀の里 たかまった」で素朴でヘルシーな家庭料理を頂いた。
昼食後は 金成の小迫山神の白山神社に移動し、4月の第一日曜日に開催される国指定重要無形文化財「小迫の延年」という祭りを見た。
ブルーシートで陣取り、延年を見守る若柳スポーツクラブの面々。
豊作祈願の献膳に続いて、野舞台を清める「獅子舞」が始まった。
御山開きの神事が続く。御山開きは白山神社の神を、龍が化けた老女と若女が取り合うが、最後には正体がばれてしまうという伝説を表現している。
入振舞。坂上田村麻呂が戦勝を祈願したとされる舞。長刀を天に向けて舞うのが特徴だそうです。
飛作舞。長刀を扇に持ち替えて、坂上田村麻呂と鈴鹿御前が舞ったとされる舞。
田楽舞。豊作祈願の舞。頭にくるみの木の皮で作った花笠をかぶって舞う。
野舞台を三周したところで、花笠を野舞台の下に投げ捨てると、観衆がそれを争って取り合い、豊作や火除けの護符にするそうです。
最後は馬上渡しと呼ばれる神事。源平合戦の「那須与一・扇の射的」が演じられ、奉納される。
扇の射的に矢が射られ、見事的中!
長年栗原市に住んでいながら見たことが無かったという参加者もいて、珍しいものを見られたと実感した。
その後、集合地点の若柳総合支所に移動して無事解散となった。