GPSとHR De 測ろう!!
久しぶりに年度末のボーナスが支給され、自分へのご褒美として以前から欲しかったGPSとハートレートモニター付きの時計を買った。
買ったのはSUUNTOのAmbit。GarminやEPSONも候補に考えたが、GPSセンサーが定評のあるSiRFSTARⅣを採用し、3Dコンパス、気圧計、ハートレートモニター(心拍計)など全部入りのAmbitにした。
普段のノルディックウォーキングの時には、auのRun&Walkというアプリを使って距離、時間および消費カロリーなどを測っていたので、今回買ったAmbitでの測定結果と比較してみた。
コースは3月23日に行われた「第12回ノルディックウォーキングを楽しむ会」で歩いた仙台市西公園から宮城県美術館までのコース。
Run&Walkでの測定結果は以下の通り。
Ambitでの測定結果は以下の通り。
Run&Walkには心拍数を測る機能はないので、距離と消費カロリーとGPSのトラックを比較してみた。
距離はRun&Walkが2.72kmと測定しているのに対して、Ambitでは3.04kmとおよそ0.3kmの違いが出ている。トラックはほとんど同じようにみえるが、両者のトラックを重ねてみると、GPSの性能の違いが見えてくる。
赤がRun&Walk、黄色がAmbitのトラック。黄色の線はほとんど道路から外れず、10秒ごとに位置を捕捉する設定になっているため細かい移動も捕捉している。一方、赤の線は概ね黄色の線と同じ傾向をなぞっているが、時折道路を外れたり、位置の捕捉間隔がAmbitよりも長い設定になっているのか、移動のディテールを捕捉していない。このあたりの違いが距離の違いとして表現されているのだろう。
距離以上に大きく異なっているのが、消費カロリーである。
Run&Walkでは体重と移動ペースから求めていると思われるが、Ambitでは心拍数をベースに求めている。コースの途中や美術館で、何度か休憩しているが、Run&Walkでは休憩中の時間も含めて計算しているため(休憩中に一時停止の設定もできる)、その分ペースが落ちて、相対的に消費カロリーが低く計算されているのだろうか? Ambitでは休憩中の心拍もモニターしているため、運動中だけでなく休憩中の代謝も含めた消費カロリーが表示されているということか。
今回は万歩計を使わなかったが、万歩計は加速度センサーと歩数と体重から消費カロリーを求めているはずなので、次回は3者の違いを比較してみよう。