魔女の瞳に会ってきました
6月1日は福島県浄土平の山開きだったので、友人二人と登山に行ってきた。
コースはビジターセンターを出発し、酸ガ平小屋を経て一切経山に登頂し、その後酸ヶ平を経て、鎌沼の畔を通り東吾妻山に登り、再び鎌沼の畔を経てビジターセンター―へ戻る、約11.1㎞(Ambit測定)、約6時間11分の行程だった。赤が往路、緑が復路。
8時半の受け付け開始を待つ登山者。受付をすると山開き記念のピンバッジの引換券が貰えるので8時前には人が集まり始めた。
無事に引換券をゲットして、登山開始。酸ガ平手前にはまだ雪渓が残っている。
酸ガ平小屋と一切経山へ続く稜線。
登山道から酸ガ平や鎌沼方面を振り返る。手前の低い台地状の蓬莱山の向こうに東吾妻山が見える。右の方に見えているのは中吾妻山。
中吾妻山と鎌沼
さらに登ると東吾妻山の奥に磐梯山も見え始めた。
そして、いよいよお楽しみの魔女の瞳とご対面。
右手奥に見えるのが蔵王連峰、左手中央よりに月山、さらに左に大朝日岳が見える。
青く澄んだ水面。
魔女の瞳を堪能した後は、酸ガ平まで下って鎌沼の畔を巡り、初めての東吾妻山を目指す。
東吾妻山の登山道は林の中でまだ雪に覆われていた。一部は雪解け水が登山道に流れ込み沢のようになっていた。登山道を覆っていた雪はザラメからシャーベット状で登山靴だけではなかなか踏ん張りが効かず、傾斜は比較的緩かったが登りづらかった。
ようやく林を抜けて山頂に着くと360°のフルパノラマの景色が広がっていた。
先刻まで立っていた一切経山。その背後にうっすらと蔵王連峰も見える。
中吾妻山と西吾妻山。それらに続く稜線。
東吾妻山頂で昼食を摂り、鎌沼の畔まで再び下った。鎌沼の南側の畔では雪渓が水面に崩落し、まるで氷河を見ているようだった。
鎌沼の畔に別れを告げ、流れ込んだ雪解け水で沢のようになった登山道を下って、無事に下山。ビジターセンターで記念バッジを引き換えて貰った。
4月のまだ一面雪に覆われている浄土平とは違う、残雪と新緑のコントラストが美しい浄土平の姿を見られて、浄土平の新しい魅力を知ることができた一日だった。