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ノルディックウォーキングと写真などについて

今年4度目の一切経山

8月29日は休みになったので、NW部兼山岳部の初心者メンバー二人を連れて、今年4度目の一切経山へ登った。

仙台から福島へ近づくに連れて次第に天気が良くなり、福島市内は晴れていたが吾妻小富士を見上げると雲がかかっていて、一抹の不安がよぎる。スカイラインの途中から濃い霧に覆われ、一時的に車のEyesightが使用不能になるほど。浄土平に到着すると周辺は霧に覆われて吾妻小富士も見えないような状況だった。とりあえず雨は降っていないので、トイレを済ませて登る準備をしていると次第に霧が薄くなり、周りの風景が見えるようになってきた。期待に胸を膨らませて一行は頂上を目指して登り始めた。

赤が往路、緑が復路。全行程7.6km(Ambit測定)の山行でした。

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頂上目指して浄土平の木道を往く。行く手の霧が次第に晴れてきた。

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吾妻小富士もうっすらと見え始めた。

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しばらく登ると酸ガ平小屋が見えてきた。頂上までの距離の半分以上を歩いて来たことがわかると、初心者の二人も「もう?」と驚いていた。

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ウメバチソウ

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振り返ると鎌沼が姿を現していた。

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頂上には着いたものの、周辺の展望は望めず。ドキドキしながら五色沼の方へ。

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霧は出ていたが、ゆっくりと風で流れていて、魔女の瞳は見え隠れしていた。魔女の瞳を眺められる位置で昼食を食べている間に何度か霧が晴れて、二人の初心者は歓声を上げていた。

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登るたびに異なる姿を見せてくれる魔女の瞳。ちなみに4月のスカイライン開通の時はこんな感じでした。瞳は閉じたままでした。

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6月の浄土平山開きの時。残雪と魔女の瞳の競演。

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前回(8月15日)では雲海とコラボレーション。何度でも来たくなるわけだ。

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昼食後、酸ガ平まで下って鎌沼を目指した。

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池塘がそこかしこに。

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鎌沼の水も6月よりもだいぶ低下している。

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霧に覆われる酸ガ平小屋。同行した二人は「日本じゃないみたい」と繰り返していた。

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カモも元気でした。

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鎌沼の周囲を巡り、浄土平まで下山した。休憩・昼食を含めて4時間32分の山行だったが、初心者の二人も満足してくれたようだ。生憎の天気だったが、次回の楽しみが増えたと思っているようだった。

蔵王はエコーラインを通って刈田岳のレストハウスまで行けば気軽にお釜が見ることができる。そこから熊野岳まで歩いたとしても登山としての達成感は乏しい。その点一切経山は初心者でもそれなりに登山を強いられ、頂上に立った者だけが魔女の瞳を拝めるというご褒美があり、達成感を得られやすく何度でも来たくなるいい山だと思う。