選奨土木遺跡”西根堰巡り”健康ウォーク2014
11月17日は、福島県桑折町の総合型地域スポーツクラブ「マルベリーこおり」主催のノルディックウォーキングイベント「選奨土木遺跡”西根堰巡り”健康ウォーク2014」に参加した。
西根堰は、約390年前の江戸時代初期に作られた農業の水路で、平成22年度に歴史的土木構造物として評価され、土木学会選奨土木遺産に認定された。
イベント自体はこれまでにも何度も開催されてきたが、これまではスケジュールが合わずに参加できなかった。今回、CAD科NW部の部員夫妻も誘って初めての参加となった。
コースは、飯坂線飯坂温泉駅裏を流れる摺上川の下堰頭首工をスタートし、中間地点の睦合ふれあい会館までは標高の低い下堰に沿って歩き、睦合ふれあい会館から東北新幹線をくぐるまでは標高の高い上堰に沿って歩き、再び下堰に沿って国道4号まで歩いた後は市街地を通過し、ゴールの桑折町ふれあい公園へ至る、Ambitの測定で約10.8kmのアップダウンの少ない道だった。
最初にバスで移動して下堰頭首工を見学した。
はるばる千葉県から駆けつけて参加したTさん。
川の向こうに見えるのは飯坂温泉駅と十綱橋。
橋のそばには松尾芭蕉像が佇んでいる。
下堰頭首工の見学を終えて、小雨のぱらつく中、いよいよ下堰に沿ってスタート。
軒先のあんぽ柿。
リンゴ畑では真っ赤な サンフジが大きく実っていた。
中間地点を過ぎて、上堰沿いのビューポイント。遠くに見える山並は霊山(りょうぜん)。
ふたたび下堰沿いに戻り間もなく、下堰と産ヶ沢川の交差地点。産ヶ沢川の下に暗渠を造り、下堰の上流側と暗渠の高度差を落下する水の勢いを利用して、下流側の下堰に水を押しげる仕組みのサイフォンになっており、箱といとも呼ばれる。
下堰を離れて国道4号線に出て、陣屋の杜へ入ると雨にぬれた紅葉が綺麗だった。
明治時代に建てられた旧伊達郡役所。ここまでくればゴールまで約1km。
スタートから約3時間かかって無事にゴール。生憎の天気だったが、本降りにはならずに無事に歩き通したのでホッとした。あたたかい芋煮とおにぎりを頂き、その後体育館に移動して、参加賞のりんご、王林12個詰めの箱を貰った。さらに王林やサンフジをかけてじゃんけん大会が行われたが、残念ながら獲得ならず。
西根堰を巡るウォーキングコースは他にも設定されているようなので、今回歩かなかったコースも是非歩いてみたい。